➤ 後期研修医の声 烏谷一帆

医師7年目の烏谷です。
先日、脳神経外科専門医試験を受験し、4年間の専攻医研修を無事に終えました。
この場をお借りして、お世話になった先生方に心から感謝を申し上げます。

私は筑波大学を卒業後、そのまま筑波大学附属病院での初期研修を経て入局しました。
学生の頃から神経系に進みたい思いはありましたが、最後まで脳神経外科を選ぶか悩んでいました。
当時は自分に務まるのかと不安に思っていましたが、激務を乗りこなす諸先輩方の格好良さを少しでももらえるのではないか、そんな思いで入局しました。

専攻医としての4年間は、楽しいことも大変なこともありました。その中で少しずつ自分のできることが増え、達成感を覚えたり、まだ自分の及ばない高度な手技にロマンを感じたりしながら、折れることなく研修生活を終えることができました。まだまだ一人前にはほど遠く、諸先輩方の背中を追いかけている途中ですので、これからも励んでいきます。

改めて、筑波大学附属病院の脳神経外科・脳卒中科での研修を思い返すと、良かったと思うことが大きく3つあります。

一つ目は、分野の幅広さ・深さです。悪性脳腫瘍、高難度の頭蓋底腫瘍、経鼻内視鏡、機能てんかん、小児、脊椎・脊髄、血管内治療や血管外科、脳卒中の内科治療、これらを一通り研修でき、質の高い診療を学べる施設は、そう多くないと思います。

二つ目は、学術的な活発さ、カンファレンスでの議論の多さです。日々の診療でお忙しい先生方のどこにそんな時間があるのか今も不思議ですが、複数の論文・研究を進めている先生方も多く、指導をしていただける機会は多いと思います。さらに日々のカンファレンスの議論も活発で、プレゼンテーション能力を鍛え、ひいては自分の臨床力や理解をより深められるチャンスになります。

三つ目は、レジデント間の雰囲気の良さです。半期ごとに人員は入れ替わりますので多少の変化はありますが、困ったときにきちんと相談すれば、皆、喜んで教えてくれますし助けてくれます。手が空いたときには構内のキッチンカーで昼食を皆で買ったり、早めに仕事を切り上げてレジデント同士で夕食を食べたりするなど、仲良く過ごしています。

筑波大学の脳神経外科・脳卒中科に興味をお持ちの先生方は、ぜひ一度いらしてください。大歓迎です。お待ちしております。

珍しく同期3人と一緒に働いた職場での打ち上げです。

異動前、打ち上げのピザ会です。

➤ 後期研修医の声 渡辺ちひろ

私は北里大学を卒業し、筑波大学附属病院での初期研修を経て入局をしました。現在脳神経外科2年目(医師4年目)になります。
もともと学生時代から脳神経外科に興味はありましたが、初期研修医としてローテートして実際に様々な手術に入らせていただき、顕微鏡での繊細な操作であったり、手術ごとに様々なアプローチを考えて手術に挑む先生方をみて素敵だなと思い、脳外科に入ることを決めました。

研修医時代は脳神経外科の中でもどの分野に進むかはあまり考えていませんでしたが、筑波大学附属病院には腫瘍、血管障害から小児、機能、外傷等まで幅広い分野の専門の先生方がいらっしゃるため、後期研修中にバランスよく経験できるのではないか、また専門医取得後の選択肢も広げられるのではないかと思い、筑波大に入局を決めました。

当院の研修では大学病院や関連の市中病院を半年から1年毎に異動し様々な施設で研修を行います。私は脳外科1年目に市中病院で研修を行い、現在は大学病院で研修を行っています。
大学病院では脳腫瘍、小児、機能外科など、大学病院ならではの症例を数多く経験することができます。画像カンファレンスや手術カンファレンスなどでプレゼンをする機会も多く、最初はとても苦労しましたが、毎回勉強する良い機会となっています。

同期や学年の近いレジデントも多く働いていて、わからないことを相談したり、愚痴を言いあったりと、日々忙しいながらも、楽しい研修生活を送らせていただいています。脳外科に興味を持たれている方がいれば、ぜひ一度見学にいらしてください。心からお待ちしています。

仕事終わりのビール

同期でごはん

仕事の合間にレジデントみんなでスタバ

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