診療科長からのご挨拶

筑波大学附属病院 脳神経外科 診療科長の石川です。当科の紹介をさせていただきます。
筑波大学脳神経外科では約25名(グループ全体では120名以上)の脳神経外科医が従事し、年間650件余り(グループ全体では3500件)の手術を含む脳・脊椎脊髄の専門診療を行っております。
悪性脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、間脳下垂体腫瘍、小児脳神経外科、機能的脳神経外科、脊椎外科等、各脳神経外科専門医を有し、血管障害においては血管内治療、脳卒中の外科治療のみならず神経内科、脳神経外科どちらも同じチームで診療を行う事で診断から治療までよりきめ細やかな、専門的な診療を行うことが可能となっています。

脳神経外科の診療には、これら医師一人一人の技量はもちろんのこと、看護師、リハビリスタッフ、社会福祉士、臨床検査技師など、様々な医療関係者とのチームワークの形成と、技術進歩に追従する最新の治療機器を用いた治療を行うことが必要な時代となっております。
私たちの施設では、特定機能病院としての役割を担うべく、多くの医療関係者と連携し、術中MRIやハイブリッド型血管内治療手術室など最先端の医療機器を用いて、患者さんにとって、安全で適切な医療を行えるよう日々努力しております。

また、茨城県および近隣地域の医療の向上には、他施設との連携が必要・不可欠です。私たちは、県内外の多くの医療施設と協力して、私たちの施設のみならず連携施設においても、患者さんにとって最大限の医療が行えるように日々努力しております。

脳神経外科領域の研修医の育成において、当施設は県内唯一のプログラム基幹病院であり、現在はもちろんのこと10年後、20年後を見据えた教育プログラムの構築・向上に努めております。
近年は働き方改革による業務内容改善に積極的に取り組み、勤務時間外での会議、研修のあり方について再考し、ライフワークバランスの推進に努めています。
女性医師のキャリアパスにも力を入れ、近年、若手の女性脳神経外科医の割合も増えてきており、多様性を持った若手脳神経外科医師の教育に取り組んでいます。

脳神経外科医師を志す若手医師の皆様をいつでも当教室は歓迎し、互いに手を取り合いながら、より良い職場環境を構築するよう邁進して参ります。いつでもお声がけください。

脳神経外科 教授 石川 栄一

 
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