臨床研究「脳振盪患者における臨床症状遷延の危険因子についての観察研究」について
①研究の目的
頭部打撲後に頭痛や集中力低下など様々な症状を呈することを脳振盪といいます。ほとんどの場合症状は1-2週間程度で改善しますが、なかには数ヶ月から数年単位で症状が長引くことがあります。この研究の目的は、脳振盪における症状や受傷機転などの様々な要素について検討し、症状が長引く原因を明らかにすることです。
②研究対象者
筑波大学附属病院において脳振盪と診断され治療を受けた方
③研究期間
倫理審査委員会承認後〜2024年3月31日まで
④研究の方法
通常の診療で行われる臨床症状の評価や検査結果などを用いて検討します。
⑤試料・情報の項目
診療上得られた情報(生年月、年齢、症状の経過、検査結果、治療内容)を登録します。この際患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結びつける対応表は当科で厳重に管理します。当科では登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)を遵守しています。
⑥試料・情報の第三者への提供について
データの公表は学会発表や論文発表などの形で行うことがあります。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。
⑦試料・情報の管理について責任を有する者
データ管理責任者:室井 愛(筑波大学医学医療系脳神経外科)
〒305-8575 つくば市天王台1-1-1
⑧研究責任者名
研究責任者:室井 愛(筑波大学医学医療系脳神経外科)
⑨本研究への参加を希望されない場合
データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当科のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
⑩問い合わせ連絡先
筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保2-1-1
所属・担当者名:脳神経外科 室井 愛
電話:029-853-3220(平日9-17時)